ボタンホーラー – Buttonholer ミシン 2020.11.14 このボタンホーラーは職業用ミシン仕様です 電動の家庭用ミシンにボタンホールを作る機能が搭載されていますが、私は長年このボタンホーラーを職業用ミシンに取り付けて使っております。ボタンホールの仕上がりがとてもキレイで、厚手のデニムにも使えます。 概要をちょっぴりご説明します。 丈夫なプラスチックのケースに入ってます。白いので清潔感があって気分が上がります。 中には取り扱い説明書が入ってます。 「ボタン穴かがり」って言うんだ。ほほう。 専用の針板を設置してボタンホーラーを取り付けます。 そしてこちらがボタンホーラーの本体です。 ここがミシンに取り付ける部分。 横に付いているレバーでボタンホールの幅も調整することが出来ます。 こちらはボタンホールの種類・大きさによって入れ替える、 駒(こま)と呼ばれる鉄製のパーツです。 駒は2種類あります。上段に見えているのが「ハト目穴」、下段に見えているのが「ネムリ穴」。名前を聞くと何故そう呼ばれるのかがわかると思います。 ハト目穴用 ネムリ穴用 ミシン取り付け部ではない、反対側を見るとこのように間口が開いています。ここは先程の駒を入れ替える場所になります。間口の中をよく見ると駒が収まっているのが見えますね。 駒は、写真に見えるグレーのヘラのようなものを使って交換します。駒の裏面が少しくぼんでいて、ヘラのツメがそのくぼみに引っかかる仕組みです。 一つだけとても気を付けなくてはいけないことがあります。それは間口のスロットの中に駒が入っていない時は、絶対に上に付いているツマミをグルグル回して動かしてはいけないということです。駒が入っていないと中でカムが外れて使えない状態になってしまいます。カムを戻す方法はありますが(経験済み)、非常に困難です(涙)。なのでどの駒でもいいので常にスロットに入れておいたほうがいいと思います。 本体にも注意書きされています 実際に駒を交換する方法は、ヘラをスロットの中に入っている駒の下にグッと差し込んで、 まだツメが見えてます そのままヘラを、ゆっくりカチッっと音がするまで差し込みます。 カチッと音がしたら行き止まり、OKです。 ヘラのツメが駒の下のくぼみにハマりました。 カチッと音がしたところ。ツメが完全に見えません。 そうしたら、あとはゆっくりとヘラを引き抜くだけです。 ヘラの上に駒が乗った状態で出てきます。 ゆっくり引き抜く そのまま引き抜けば終了です。 先程も申し上げましたが、この状態で上のツマミを回すのはキケンです。気を付けましょう。 駒が入っていない 必ず駒は入れておきましょう。 駒が入っている 新たに駒を入れる時は、ヘラは使わないで手で駒を持ってスロットに差し込むだけです。 カチッと音がするまで差し込んで完了です 頑丈で精密。世界のブラザー。 具体的に音など、ご確認できます。